単位容積あたりの骨質量が減少する状態を定義する骨粗鬆症は、ここ20~30年間で著しく大き な話題になり、研究も進んだ。しかし、そろそろ答を出す時が来たようだ。骨粗鬆症は、我々女 性や高齢者集団にとって現実的な脅威なのか?それとも、良性の生理的過程を、悪辣で手ごわい
疾病過程に作りかえようとする市場管理の動きなのだろうか?骨粗鬆症は人間集団と同じくらい の歴史がある。もし骨粗鬆症が社会で高い羅患率を占めているとすれば、我々は病気に起因する 存在を抱えているということになる。「骨粗鬆症は、騒がれているほど悪性のものではない!」 と強く思う。現在、あらゆる背痛や下肢痛、骨折は、骨粗鬆症によって起こっていると考えられ る。骨粗鬆症は病気ではなく、加齢が誘発する生理的過程である。白髪になるとすぐ目の水晶体は曇り始め、若い人より早く骨が緩み始めるのは自然現象である。