肝臓の炎症(肝炎)には、数個のウイルスを始めとして多くの原因があり、その< B>1つがC型肝炎である。現在はワクチンがないため、感染を回避することが重要になる。
C型肝炎とはなんだろう?
それはC型肝炎ウイルスに感染して発症する。感染を予防するワクチンはないが、有効な治療はある。
イギリスでは、推定で20万人以上の人がC型肝炎への感染が示唆されているが、10人のうち8 人は自覚症状がない。これは、症状が現れるまでに数年か時には数10年を要する場合があるからだ。症状が全くないにもかかわらず、他の人にウイルスを感染させることがある。
C型肝炎はどのように拡がっていくのか?
C型肝炎ウイルスは通常、血液と血液の接触で運ばれる。一般的なルートの1つは、娯楽のための 麻薬を注射する際に針を共有することだ--ウイルスを保有している人のおよそ35パーセントは、こうして感染する。
同様に、適切に殺菌されていない器具でタトゥーやボディーピアスをし、感染につながっている場 合もある。1991年以前には、輸血が一般的な感染経路だった。しかしそれ以来、イギリスで 使用されたすべての血液に対してウイルス検査が行われ、合格したものだけが使用されるようになった。
C型肝炎は性感染することがあるが、まれなケースと考えられる。歯ブラシとかみそりを共有して感染することもある。キスや抱擁、手をつなぐなどの毎日の接触では感染しない。
C型肝炎の血液検査が日常的に実施されていない国や、医療機器を再利用したり十分に殺菌されな いまま利用したりする国で輸血や医療扶助が必要になった場合、ウイルスに感染する恐れがある。
しかし、症例の最大50パーセントまでが感染原因を特定できない。ウイルスは、カップに触った り共有したりなどの通常の社会的接触では感染らないと考えられている。また、便座からC型肝炎を感染されるということもない。
どんな症状が発現するか?
多くの場合、初感染の際は何の症状も現れない。
現れたとしても、あいまいで特定しにくい傾向にある。
C型肝炎感染の発現しうる症状:
疲労
体重減少
食欲不振
関節痛
吐き気
インフルエンザのような症状(発熱、頭痛、発汗)
不安
集中力の欠如
アルコール不耐性および肝臓領域の痛み
経験される症状の中で最も一般的なのは疲労で、軽度の場合もあるが極端に現れることもある。慢 性疲労症候群と初期診断された多くの人々が、後になってC型肝炎に罹っていることがわかっている。
A型肝炎やB型肝炎と異なり、通常人は、C型肝炎から黄疸を発症しない。
およそ75パーセントの症例で、6カ月以上感染が持続している(慢性C型肝炎)。これらの大部分が疲労の間欠性の症状を伴う病気の軽症型を持っているか、または全く症状がない。
慢性C型肝炎の約5人に1人は肝硬変を発症する。慢性肝炎Cに感染したら、単剤療法や併用療法と同じく抗ウイルス剤療法を推奨する病院の肝臓専門医の診断を受けるべきである。
治療法は?
治療が必要かどうか、どの型であるかは多くの要因に依存する。この要因には、C型肝炎感染の菌 株の有無を特定する血液検査や、肝臓が適切に機能しているか、また肝硬変を発症しているかを明らかにする肝生検などがある。
C型肝炎はペグインターフェロンαとリバビリンを併用して治療する。
予防は可能か?
感染のリスクを減少させる方法は数多くある。最も感染リスクが高いのは注射による薬物常用者であるため、注射針や他の器具は決して共有してはならない。
また、コンドームを使用して安全なセックスを実践することも重要である。
C型肝炎に感染していると、臓器提供や献血提供の登録をすることができない。
もし過去にC型肝炎ウイルスに接触していた可能性が疑われるなら、検診を受けた方が良い。
一般開業医を尋ねるのが良いが、地元の薬局や性病科(泌尿器科医やGUMクリニックと呼ばれることもある)で検査できる場合もある。