本書は3つのパートに分かれている。:パート1では、骨髄評価がいつどのように実行され、どの ように結果を解釈するかはもとより、細胞発達に関する基本情報も取り上げている。パート2で は、新生組織形成を含む骨髄異常に関する議論と、ケーススタディをテーマにした章を展開して いる。参照資料はPart3に掲載している。骨髄は健康な成獣の血液を生成するための主要部 位である。出生時と出生後早期において、血球新生はすべての骨の髄質に発生する。成長ととも に、活性の血球新生は軸骨格(骨盤、あばら骨、胸骨、頭蓋骨などの扁平骨)と、長骨の先端に 限定される。血球の生産を求める需要増の時期に血球新生は長骨の内部に拡がり、脾臓や肝臓、 リンパ節などの骨髄以外の部位に拡大する可能性がある。骨髄の造血組織は、顆粒球を生産でき る前駆細胞、単核細胞/マクロファージ、赤血球、リンパ球、血小板から成る。さらに、含脂肪 細胞、線維芽細胞、マクロファージ、内皮細胞などの間質性細胞は、造血を支える必要な成長因 子と同様、造血前駆細胞に堅固な保持装置を供給する際に重要な役割を果たす。正常造血を理解することは、病気を持つ犬や猫の骨髄穿刺液を解釈する際に役立つ。骨髄の異常は、末梢血で観測された変化に反映される可能性がある。 骨髄穿刺液の適切な解釈にとって、一点に集まる完全血球算定(CBCまたはヘモグラム)を実行することが不可欠である。
More reviews about the 犬と猫の骨髄評価